猫の避妊手術(メス)は卵巣・子宮を摘出する手術、去勢手術(オス)は精巣を摘出する手術で、繁殖能力をなくすとともに、ホルモン関連の問題行動や病気を予防する目的で行われます。
避妊・去勢手術は、望まない繁殖の防止だけでなく、猫の健康と生活の質を向上させる重要な手術です。手術は全身麻酔で行われ、去勢手術は15〜30分、避妊手術は30〜60分程度で完了します。
メスの避妊手術のメリットは、①子宮蓄膿症の予防、②乳腺腫瘍のリスク大幅低減(初回発情前なら約90%低減)、③発情期の鳴き声やストレスの解消です。オスの去勢手術のメリットは、①スプレー行動(マーキング)の抑制、②攻撃性の低下、③精巣腫瘍の予防、④外に出たがる行動の減少です。
手術の適切な時期は生後6ヶ月前後が一般的です。初回発情前(生後5〜6ヶ月)に手術することで、乳腺腫瘍の予防効果が最大になります。ブリーダーから迎えた猫は、契約で「繁殖目的でない場合は避妊・去勢を行うこと」が条件に含まれていることが一般的です。
手術後は太りやすくなるため、食事量の調整と適度な運動が重要です。避妊去勢後用のフードも販売されています。
メスの避妊手術:費用は20,000〜40,000円、入院1〜2日
オスの去勢手術:費用は10,000〜25,000円、日帰り〜入院1日
自治体の助成金:避妊去勢手術に5,000〜10,000円の補助を出す自治体も