猫アレルギーとは、猫の唾液・皮脂腺から分泌されるタンパク質(主にFel d 1)に対して免疫系が過剰反応し、くしゃみ・鼻水・目のかゆみ・咳などの症状を引き起こすアレルギーです。
猫アレルギーの原因は猫の毛そのものではなく、猫が分泌するFel d 1というタンパク質です。このタンパク質は唾液・皮脂腺・肛門腺から分泌され、猫が毛づくろいすることで被毛に付着し、空気中に拡散します。
日本人の約15%が猫アレルギーを持つとされています。症状は軽度(くしゃみ、鼻水)から重度(喘息、呼吸困難)まで幅があります。アレルギー検査は血液検査(IgE抗体検査)や皮膚プリックテストで行えます。
猫アレルギーでも猫を飼える可能性はあります。対策として、①アレルゲン低減猫種を選ぶ、②空気清浄機(HEPAフィルター付き)の設置、③猫の定期的なシャンプー・ブラッシング、④寝室には猫を入れない、⑤こまめな掃除、⑥アレルギー薬の服用、が効果的です。
「ハイポアレルジェニック(低アレルギー性)」とされる猫種として、サイベリアン、バリニーズ、ロシアンブルー、ベンガルなどが挙げられますが、個体差があり「完全にアレルギーが出ない猫」は存在しません。
サイベリアン:Fel d 1の分泌量が少ないとされる
ロシアンブルー:密な被毛でアレルゲンの拡散が少ない
HEPA空気清浄機:空気中のアレルゲンを除去
プロバイオティクス:一部の研究でアレルギー症状の緩和報告